沐浴の修行の目的とその聖地とされる場所について
沐浴はヨガの修行の1つです。ただ水浴びをするということではなく、真の沐浴は聖なるガンジス河に浸かることです。ガンジス河はガンガーとも呼ばれていて、これは女神の名前でもあります。ヨガの聖地リシケシュではガンガーで沐浴をしようとする修行者でいつも賑わっています。
ガンガーは、リシケシュから50kmほど離れた所にあるデヴァプラヤーグに源流があります。そこで、青い川と呼ばれるバギーラティー川と白い川と呼ばれるアラクナンダー川が合流してガンガーとなります。
ガンガーの源流はヒマラヤ山脈から流れてきていますが、ヒマラヤはシヴァ神の頭であると言い伝えられていて、そこから流れ出るガンガーは聖なる河で、その河の水を浴びると、罪や汚れを清められると言われています。昔のインドでは人が亡くなるとガンジス河に流す習慣があり、そうすることによって生前の罪が清められ、成仏できると考えられていたそうです。
また、リシケシュからガンジス河の下流に沿って25kmほど行くとハリドワールという街があり、そこも水浴びの聖地と言われています。ハリドワールから1500㎞ほど行ったところのヴァラナシも同じように聖地として知られていますが、ここまで来ると、ガンジス河は生活用水として使われているので、河の水は汚れているそうです。
修行のために水浴びをするなら、やはり源流に近いリシケシュやハリドワールの方が水がきれいなのでおすすめです。しかし、ヒマラヤに近く寒い地域なので、河の水はとても冷たいので我慢が必要です。
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