マナスの意味とサーンキヤ哲学の25の要素が表す意味

マナスとは、古代インドのサーンキヤ哲学で宇宙を構成していると考えられている25の要素の1つで、マインドを意味します。マナスはブッディ(知性)、アハンカーラ(自我)の3つで心の要素とも呼ばれています。

サーンキヤ哲学では、宇宙である純粋精神、真我はプルシャで、私たち人間の精神や全ての感覚は、自然の源であるプラクリティから3つのグナのバランスが崩れることで派生すると考えられています。

3つのグナとはサットヴァ(純粋・調和・安定・愛)、ラジャス(不安・興奮・情熱・欲・哀)、タマス(沈滞・傲慢・不動・固定・暗)で、これらのバランスが取れている限りプラクリティにも変化はおきませんが、これらのバランスが崩れることで、プラクリティに波紋が起こり、マナス、ブッディ、アハンカーラの3つの心の要素が生まれ、そこから思考器官、感覚器官、行為器官が生まれ、一方では香、味、色、触感、音、さらに空、地、水、火、風が生まれるとされています。

しかし、宇宙である純粋精神のプルシャは何も変化しません。
つまり、真我は何も変化していなのに、3つのグナがプルシャを変えてしまうがために、私たちは色々なことを体験し、悩み、苦しむようになるということです。

3つのグナのうち、どれが一番強く作用するかによって、体験や苦しみも変わってきて、サットヴァが強い場合は安定している状態ですが、ラジャスやナマスが強い場合は不安で苦しい体験になります。

よく、人生は考え方次第と言います。楽しい人生だと思えば楽しくなるし、苦しくつまらない人生だと思うとそんな人生になってしまう。これは正にそういうことを表しているのです。

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カテゴリー:ヨガ

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