ブッディ、マナス、アハンカーラの動きを知る

ブッディとは、サンキャー哲学で考えられている心の要素の1つで知性を意味します。サンキャー哲学は古代インドの哲学でパタンジャリのヨーガスートラの理論の基本となっているものです。サンキャー哲学では、心はマナス・ブッディ・アハンカーラの3つで構成されていると考えられています。

マナスは意(マインド)、身体の五感を通じて感じるところです。ブッディは知性、物事を最終的に理論付けるところです。アハンカーラはエゴ、自我といった意味を持っていて、過去に起きた物事を自分の過去であると所有化するところです。

この3つは繋がり合って、私たちの心や意識を作り上げます。例えば、煮えたぎっている鍋を見て、マナスは熱いと感じます。それを受けてアハンカーラは触って火傷をしたことがあると判断し、最終的に知性が火傷をしたら痛いから触らないと決定するわけです。

これは普通に起こっている心の動きですが、心がこのように判断するのは、全てアハンカーラ、エゴ、自我が原因です。アハンカーラは楽しい、苦しい、悲しい、全ての感情や感覚を格納していて、何かある度にその感情や感覚を呼び覚まし、心の方向を決定し、行動も決定します。

つまり、私たちはアハンカーラに動かされているに過ぎないということで、ここから私たちの苦悩も生まれています。私たちはエゴや自我のことを悟り、これらに動かされているに過ぎないと認識し、そして、宇宙にその心を解放しなければなりません。そうしない限り、精神は平安になれず、解脱の道も遠のくだけなのです。

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カテゴリー:ヨガ

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