カースト制度があったからこそ、ヨーガは生み出された

インド社会では昔、階層制度が取られていました。富裕層、中位、下位と分けられ、差別されることも珍しいことではありませんでした。1950年に廃止されたものの、長年行われてきた制度だけあり、インド国民にとっては、そう簡単に無かったことには出来ないのが現状です。

昔ほどではありませんが、階層が違う同士の結婚が認められることは少なく、身分の高い者と低い者が結婚したというケースは極めて珍しいことなのです。
そしてカースト制度が行われていた当初、富裕層の人たちは「アーユルヴェーダ」を行うことで、健康的な体を維持してきました。

アーユルヴェーダは簡単に言えば、富裕層の医学といったところでしょう。しかし、中位や下位の人たちにとっては、富裕層の真似をするほど金銭的な余裕はありませんでした。そこで生み出されたのがヨーガであり、一般の人々の健康維持法として行われるようになったのです。

唯一、彼らがたくさん取りこんで良かったものは空気であり、呼吸とポーズを組み合わせ連動させることで、体の活性化へと繋がっていくわけです。

ヨーガは修業の1つとして認識されている人が多いかと思いますが、中位または下位の人々が、インドという厳しい環境でも、身体と精神の平穏を保つために生み出された一種のトレーニングのようなものでもあります。

逆に言えば、カーストがなければ、ヨーガ自体、存在していなかったかもしれませんので、悪いことばかりではなかったとも言えます。

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カテゴリー:ヨガ

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