全ての人が楽しむことができるアヌサラヨガ
ヨガはインドで今から4~5千年ほど前に生まれたといわれています。その思想もさることながら、現在は体操やエクササイズとしての印象のほうが強いヨガ。もともと瞑想に入る前に、瞑想を長く保つための準備運動として生まれたと言われています。
アヌサラヨガは、最近のムーブメントのヨガで、ニューヨークから発信されたものです。解剖学や生理学などを参考に、体になるべく負担をかけず、もともと自分が持っている潜在能力を最大限に引き出すことを目的としたヨガです。
このヨガのベースは、アイアンガーヨガであり、アイアンガー師が発展させた流派のさらなる進化版です。アヌサラという言葉はサンスクリット語で「身を任せる」という言葉で、このヨガはその名前の通り、流れに身を任せるように自然に行います。
1997年にジョン・フレンド氏がニューヨークで編み出したもので、セラピー的要素に解剖学を取り入れたもっとも革新的なヨガとして、アメリカ国内だけでなく世界中の多くの人に影響を与えています。このアヌサラヨガのターゲットは、すべての人。老若男女、そして障害を抱えている人も実践することができます。
アーサナというヨガの体位を基本とし、宇宙にいるすべてのものは美しいという哲学をもちます。ターゲット層が非常に幅広く深いヨガのため、正式な講師の資格を取るのが非常に難しく、ヨガのメッカ、ニューヨークでも講師の数はかなり少ないのです。もちろん日本でも取り入れられていますが、その講師の数は数えるほどです。
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