クローズバックは女性用水着のデザインの特徴
通称FINAと呼ばれる世界水泳連盟では競技の規則ばかりでなく、着用する水着についても細かく規定を設けています。そして、女性用で背中が開いていないタイプをクローズバックもしくはクローズドバックと言います。
競泳用の水着には出場する規模にもよりますが、特にオリンピックのような世界規模の競技会では、世界水泳連盟の認定マークのない水着の着用は違反です。
FINAの規定において、男性用はへそしたからひざまでの間であることなっていて、胸や肩を覆うことは禁止で、また、サポーターも使用することはできません。
そして、女性用は肩からひざまでの長さで、首や肩を覆うデザインは認められていません。また、男性と同様にインナーの着用はできないという決まりがあります。
そして、素材についても制限があり、水の抵抗を軽減するための工夫がされたポリエステルやポリウレタンなどの混紡繊維は問題ありませんが、ラバー素材は認められていません。
その他、厚さ、浮力、透水性などの条件をクリアしたもののみがFINAの認定マークをつけることができ、国際試合では、認定マークの付いたウェアを着用しなければなりません。
国内大会においては認定がなくても着用は可能ですが、世界記録や日本記録が出た場合に公式記録として申請するには、認定マーク付の水着なければ申請できません。そのため、世界大会の選抜競技会となっている場合には、記録として認められませんので、どんなに良い成績で泳いでも選抜されないというリスクがあります。
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カテゴリー:スイミング