準決勝は決勝に残るための16人を決定する試合
競泳は、エントリーした選手を8人ごとの組に分けて決勝で戦う選手を選び出すのですが、最初のレースは予選会で績の良い選手が次の段階である準決勝に進みます。
選手の数によって予選会の組数は異なりますが、勝ち残れるのは、組の中で良いタイムで泳いだ選手ではなく、全員が泳いだ結果から上位16人が決定し、決勝は8人のみで行うので、準決勝では半数にふるい落とされるのです。
水泳の競技会は、小さな規模の大会から国際規模の大きな大会までいろいろとありますが、誰もがエントリーだけでオリンピックや世界選手権、日本選手権などに出場できるわけではありません。大きな大会になるほど参加資格に厳しい規定が設けられていて、特に標準記録といわれる水準に達していない選手は参加資格さえ得ることはできません。
さらに水泳連盟が主催をしている競技会はこのような規定がある他、所属するスイミングクラブが連盟に登録をしていることや選手として登録をしていることなどの規定もあります。
誰もが希望すれば気軽に参加できる大会も数多くあるものの、記録は水泳連盟の公式のものと認定されないことが多く、仮に日本新記録のようなすばらしい記録が出たとしても参考記録にとどまります。
いずれにしても、競技会では予選、準決勝を勝ち抜かなければ決勝戦で戦ってトップを極めることはできないので、目標を立ててトレーニングをすることで、世界の舞台で泳ぐことも夢ではなくなります。
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カテゴリー:スイミング