フローティングスタートはトライアスロンでの方法
フローティングスタートとはプールでの競泳ではなくトライアスロンなどで主に用いられる方法です。トライアスロンは水泳、自転車、マラソンの3種類を一人の人がすべてこなして競い合うスポーツで、水泳は主に海を利用しますが、競技会によっては湖や川で行うこともあります。
まず、スタート位置を決めるのですが、足がつかない深さまで移動をして、立ち泳ぎなどでスタートを待ちます。合図とともに泳ぎ始めればよいのですが、プールでのスタートと違い壁や底を蹴って推進力を得ることができませんので、加速させるまでには少し距離が必要です。
また、競技開始まではその位置にいなければなりませんので立ち泳ぎの技術も必要ですが、トライアスロンの水泳ではたいていはウエットスーツ着用が規則となっているので、浮力がありさほど心配は必要ありません。
キックとストロークをしっかりと行って泳げば、速度はついてきます。水深のあるプールを利用してスタートの練習をすると、確実に泳ぎだしをすることができます。この他のスタートの方法としては、海辺や湖畔から助走をつけて泳ぎ始める方法もあります。
トライアスロンの水泳の場面で最もよくみられる光景ですが、なれないうちは泳ぎ始めるタイミングに迷うこともあるでしょう。遠浅の水辺ではすぐに泳ぎ始めることは難しいので、目安となるのは膝を超える深さまで走ることです。そのくらいの深さがあれば泳ぎ始められますが、勢いをつけなくても水に浮けば泳ぐ体制は整うので、焦ることはありません。
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カテゴリー:スイミング