短水路は25mの競泳プールで行われ記録が出やすい
一般のプールは25mが標準ですが、競泳用の施設のうち水泳連盟の公認を受けている短水路のプールは、25.01mとなっています。実際に泳ぐ距離は25mで、厚さ1cmのタッチ板の設置が必要なことから、その分の長さが加味されているのです。
また、長さ50m×幅25mの公認プールでは、通常は50m単位のレースが開催されますが、幅を利用して25m単位のレースも開催しています。
競技種目は4泳法での個人競技や個人メドレーリレーや混合・メドレーリレーなどの団体種目もあるでしょう。
距離は、自由形の場合には、25m、100m、200m、400m、800m、1500mが行われ、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライは50m、100m、200mです。選手は短水路、長水路にこだわることなく、どちらにも出場することができます。
ただ、いずれの場合もターンの回数が多くなることから、同じ距離を泳いだ場合でも、50m単位で競う長水路より早いタイムが出やすいというのが特徴です。たとえば100mを同じ選手が泳いでもタイムに差が出ることが多くなっていて、記録は短・長の水路に分けて記録されます。
一般に競技会は、短水路と長水路を分けて行うのが一般的となっていて、国内の公式大会の他、国際大会も行われています。毎年開催されている世界大会としてはFINA競泳ワールドカップがあり、国際水泳連盟が主催する世界選手権は2年に1度、偶数年に開催されています。
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カテゴリー:スイミング