ロコモーティブは距離を分割して行うトレーニング
水泳の練習メニューには目的によって多くのバリエーションがあります。そして、ロコモーティブトレーニングというのは、一定の距離を細かく分割して泳ぐ方法ですが、それぞれの部分のスピードを調整するのが特徴です。
例えば400mのレースに参加する場合、50m×8に分割しそれぞれの距離を全力で泳いだり、ゆっくりと泳いだりして距離感やペース配分を確認しながらトレーニングをします。心肺機能を強化できる練習方法のひとつです。
似たようなトレーニングにディセンディングというのがあり、これは、距離を分割するのではなく本数を泳ぐ方法です。たとえば100mを10本泳いで練習を行うとしたら、1本ごとにタイムを少しずつ上げて泳ぐ方法です。
最終の10本目には最速のスピードで泳げるようにトレーニングをするのが特徴です。メニューを作るときには、最終タイムから逆算してそれぞれのタイムを設定して実施することで効果が上がりやすくなるでしょう。
このようにタイムに特化したトレーニング方法でも距離を分割して行ったり、たくさんの距離を泳いだりと複数のパターンがあります。そのため、練習メニューを工夫することで不得手を克服できるので、それによって、目標に向けて持久力やスピードなど強化したいポイントを重点的に鍛えることができる方法として利用されています。
目的によって練習メニューを組み合わせることで実力をつけることができますが、自己流で実施するよりは所属するチームやスクールの指導者との連携を図ることが最も近道と言えます。
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カテゴリー:スイミング