マシントレーニングは効果と目的を見極めて使用するのが効果的
筋力トレーニングにはウエイトかマシンを利用し、筋肉が収縮する機能を向上させてパワーを発揮できるようにします。特にマシントレーニングは安定した状態でエクササイズができますので安全性が高い方法です。
また、水中では鍛えきれない部位やさらに強化したい部位をパワーアップするのに効果的なので、水泳の選手の筋力トレーニングの方法として利用する場合もあります。
マシンやウエイトを利用したトレーニングでは、筋肉は負荷がかかると細胞が一時的に破壊されるという特徴があるのですが、良質なタンパク質を摂取し合わせて休息をとることでより強力な筋繊維を生成できます。そして、このサイクルが繰り返されることで徐々に筋肉の能力を向上させることができるのです。
この時、トレーニング後に筋肉痛となるのは筋繊維が破壊されているために起こる現象で、休息をとることによって回復を図ることができます。筋力トレーニングは週に2回から3回程度で十分な効力があるといわれるのはこのような理由があるためです。
ストロークを強力にするには広背筋や肩の筋肉、上腕二頭筋、上腕三頭筋を鍛える器具が効果的です。また、キックを強化するには下半身を重点的に鍛えるのが効果的です。
また、持久力には筋持久力と心肺機能の持久力があり、心肺機能についてはランニングなどの有酸素系が効果を得やすく、筋繊維の持久力には無酸素系の器具が適しています。効果や目的を見極めて利用することによって水中でのパフォーマンを向上するためのサポートをすることができます。
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カテゴリー:スイミング