ターンは泳法によっていくつかの種類がある
プールで長い距離を泳ぐためには、ターンをしなければ折り返すことはできません。趣味でなら正式な方法を用いる必要はありませんが、競技会となると正式な方法で折り返しをしなければなりませんし、タイムロスを最小限にするためにも大切なポイントとなります。
その方法は種目によっても複数あり、単種目ならどれかひとつを覚えるだけで良いのですが、個人メドレーの選手となると泳法ごとに異なる方法を覚えなければなりません。
例えばクロールにはノーマル、クイック、スピンと3つの種類があります。このなかで初心者向けの方法はノーマルで、壁をタッチすると同時に水から顔を上げますが、両足は引き付けて壁につけ横向きになります。
キックをするのは両手が進行方向に向けて、顔を水の中につけてから行うのがポイントです。壁へのタッチを気にしてスピードを緩めると足を壁に付けた時に手が離れやすくなるので、泳いできた勢いを落とさないことがコツです。また、顔を上げたままけのびをするのは正しい方法ではありません。
また水中で前転をするクイックターンはクロールでよく利用される方法で、背泳ぎではバック転となります。最初は、プールの中で回る練習から始めるとよいでしょう。回転をして位置がずれていないことが大切なので、ライン上で練習をするのが効果的です。
そして壁にタッチをしたらもう片方の手は勢いをつけてプールの底に向かって入水すると体を回しやすくなります。また、折り返しをした直後はその推進力を利用しますが、キックとスクロールをする前にけのびをすると少ない抵抗力で進むことが可能です。
この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています
- ゴールタッチには泳法によってルールが設定されている
- タッチターンはストロークの回数を把握すると効率が良い
- ターン ハードとは折り返しを的確に行うための練習方法
- ネーバーターンは背泳ぎから平泳ぎに変わるときの方法
- リポビタンには成分や用途によって種類がある
- 背泳ぎから平泳ぎに移行するときに利用するネバーターン
- ルーズンアップとは泳法を変える前にゆっくりと泳ぐこと
カテゴリー:スイミング