スムースとはトレーニングの中の泳ぎ方の指示のひとつ
水泳のトレーニングメニューには泳ぐ種目だけでなく、筋肉や心肺の基本的なトレーニングをする方法、泳ぎ方、本数・タイムなどの指示があり、その中でスムースは泳ぎ方の指示にあたり、フォームに留意しながらなめらかな泳ぎをすることを示しています。
この指示があった時には速く泳ぐ必要はなく、とにかくきれいに泳ぐことに意識を集中させます。ストロークやキックが正しいか、息継ぎの時の顔の向き、浮き上がりの位置などが正しいかどうかをチェックするのが目的です。1回のトレーニングの中ですべての時間を費やすのではなく、他の練習と合わせて行われています。
全力で泳いだり、テンポを遅くするのを繰り返して行うと、筋肉の強化をすることができ、心肺機能を高める効果もありますので、目標とするタイムを実現しやすくなるでしょう。スムースの他にも泳ぎ方の指示はいくつかあります。
例えば、ロングスローディスタンスでは長い距離をゆっくりと泳ぐことで、フォーミングならフォームに注意して泳ぐことで、イージーはリラックスして泳ぐことを意味しています。
その他、ハード、ネガティブ、イーブン、マックス、オールアウトなどの指示用語がありますが、全ての施設や指導者の間で共通しているものではないので、一つ一つ確認をしながら実行するとよいでしょう。
練習プランは泳ぎ方の指示だけではなく、基本の動作、本数、距離、種目などバランスよく鍛えるために効果的なメニューを個々のプランに合わせて組み合わせることが大切です。そのためには自己判断ではなく、専門家の意見を参考にするのが望ましいでしょう。
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