スプリントはトレーニング用語でレース同様に泳ぐこと
水泳の競技会で実力以上の力を発揮してレースを展開するためには、日ごろのトレーニングが大切です。ひと口にトレーニングと言っても様々な方法や種類があり、目標や目的によってメニューの組み立てが異なります。
通常は練習では全力で泳いでもレース程の緊張感を持って泳ぐことは難しいのですが、スプリントという練習方法ではできるだけレースの時のスピードを維持して泳ぎます。1日の練習メニューのすべてに費やすのではなく、一通りのメニューをクリアした仕上げとして用いることが多いです。
トレーニングのメニュー表には、略語表記や短縮語の表記が並んでいます。水泳界全体で制定されているものではありませんので、所属するチームやスクールによって表記は異なることもあるのですが、おおむね同じ意味で使用されているので、簡単な意味だけでも知っておくと、自分のトレーニングの参考になるでしょう。
また、担当のコーチから渡されたメニュー表の意味を理解しやすくなります。
用語には基本、泳法、距離、ドリルなどがあり、スプリントはトレーニング用語に属しています。
この他には、フォームを確認するようにゆっくりと泳ぐことを意味するフォーミング、腕を素早く動かすことを意味するクィックアームパワー、最大限に早く泳ぐパワーマックスなどが含まれています。
中には、ファースト、ハードなど似たような意味を持つ言葉もあるのですが、根底にある意味は異なっているのです。似たような動作でも異なる言葉で表現されている時には、メニューを作成したコーチに確認をして正しい方向で練習をするとよいでしょう。
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カテゴリー:スイミング