巻き脚は平泳ぎのウィップキックを立った姿勢で行うこと
巻き脚というのは、シンクロナイズとスイミングや立ち泳ぎの時に行うキックの方法で、平泳ぎのウィップキックで、足首を左右交互に動かすことを指します。この動きをマスターすると、水面に顔を出したままでずっと浮かんでいることが可能です。
両方の足を体の横に開いて行い、前進するには、真横ではなく、少し後ろに蹴り、留まっている時には下に向けてキックをします。膝を支点にして時計回りと反時計回りに動かすと、楽にその場に留まることができる泳ぎ方で、これはシンクロの基礎中の基礎となっています。
一般の競泳で使用されるプールは水深2m前後ですが、シンクロで使用されるプールの水深は3m程度あります。足のつかない水辺で難しい息継ぎをすることもなく、浮いていられるのは巻き脚だけ、と言っても過言ではありません。
また、この泳ぎ方は平泳ぎのキックが応用されているので、既に平泳ぎをマスターしているのなら、楽にマスターできると考えて良いでしょう。キックは、腰の周りで足を掻きまわるだけでは上手くいきません。キックのひとつなので、基本の姿勢を覚えて、足の甲でキャッチすることが望まれます。
また、水面に顔が出ていることから、陸上にいるときのように呼吸をする人がいますが、呼吸によって浮力が失われ、沈みやすくなります。息はある程度止めて、浅い呼吸を行うことが浮力を維持するコツです。深呼吸をしたとたんに浮力が失われるので、注意が必要です。
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カテゴリー:スイミング