ストローク長は1回の腕の振りで進むことができる距離
泳ぐ時には腕の使い方が重要で、水をキャッチしてから押し出して元の位置に戻すリカバリーまでの一連の動作が正しく行われることによって、より早く、長い距離を進めます。そして、1回の腕の振りでどの位進むことができるかというのがストローク長です。
また、キックによる推進力や泳者の腕の長さ・体格によっても微妙な差がありますが、効率よく無駄のない泳ぎができているかどうかの目安となるものです。
一定の距離を泳ぐ時に、進んだ距離と腕の振りの回数によって算出することができ、トレーニングの方向性を決めるときに参考となります。
そしてクロール、バタフライ、平泳ぎ、背泳ぎの4種類の泳ぎ方がありますが、ひとかきの長さは泳法によって異なりますので、人それぞれ種目によって適正な数値があることを確認しておくとよいでしょう。
例えばクロールで泳ぐ時には、キャッチの前にグライドを取り入れると良いと言われていて、ストローク長とは深い関わりがあります。水をキャッチする前に体と腕を十分に伸ばすことによってより水を捕まえやすくなり、推進力に反映できるようになります。
腕全体に力を入れるのではなく、手首から先は力を抜いて肘に意識を集中するのポイントで、これによって腕が下がらずに水面から浅い位置でストロークを行うことができ、長い距離でも過度に疲労することがありません。つまり、グライドは腕の振りを大きくして大きな泳ぎをするために大切な動作のひとつなのです。
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カテゴリー:スイミング