ペースクロックはプールで使用する分針と秒針のみの時計
ペースクロックはプールにある設備のひとつで、タイムを測りながらトレーニングをするなど、練習後の心拍数を確認するために利用される分針と秒針のみの時計です。
ジョギングやウォーキングでは時計を見ながらペースの確認をしたり、万歩計で運動の強度を知ったりできますが、水中で行う水泳の場合には、各自が時計を見ながら練習することはできないため、プールサイドにおおきなペースクロックが設置されています。
例えばトレーニングで、クロール50m6本、レスト30秒というような指示をする場合があります。これは、クロールで50mを泳いだら、インターバルを30秒とって6本泳ぐという意味です。このような指示を出すことで各自のペースで練習をすることができるようになります。
指導者の笛の合図などで一斉に行うと、実力の差によってインターバルのタイムがきちんと取れないということがあるのです。
また、練習後の自己管理として、心拍数のチェックように利用されることもあります。泳いだ直後、30秒後と1分後に10秒間の脈拍を測定して、心拍数が高い場合には運動強度が高いという判断をすることができます。心拍数は運動の強度を調整して適切なトレーニングを行うことができる目安となります。
また、3回の測定で心拍数に変化がない場合は、運動強度が強すぎるのが主な原因で筋肉疲労が蓄積するリスクが高くなるので、休憩時間を長くする、距離を短くする、泳ぐ本数を減らすなど練習メニューの再考が必要でしょう。
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カテゴリー:スイミング