4人で4泳法を泳ぐ団体競技であるメドレーリレー
競泳には、個人種目と団体種目があります。個人では、クロール、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎという単体の競技の他に個人メドレーリレーがあります。また、団体はフリーリレーとメドレリレーがあります。
メドレリレーは4人で戦う種目で、各人が100mずつ、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ、自由形の順番で合計400mを泳ぐ種目と、合計200mを泳ぐ種目があります。このうち自由形はどのようなスタイルを用いても構いませんが、泳法が重なると違反となりますので、一般的にはスピードの速いクロールが用いられます。
リレーで最も重要視されるのは引き継ぎのタイミングで、泳者がタッチ板を触れる前に次の泳者が飛び込むことは違反となります。また、泳いでいる間の注意点として、コースロープに触れない、プールの底に体を付けないなどもあります。そして、試合は予選から決勝まで8チームずつで戦い、記録順に上位8チームが決勝に進出することができます。
トップバッターの泳法が背泳ぎなのが特徴で、これは引き継ぎの行いやすさが理由となっています。一方、個人メドレーのトップバッターはバタフライです。この理由はバタフライが体力を必要とする泳法ではありますが、クロールについで速いスピードで泳ぐことができるということです。
これによってスタートダッシュをかけることができ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロールの順で泳ぎます。どちらの種目も団体競技ですから、4人の実力を考慮したオーダーを計画することが勝負のポイントとなります。
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カテゴリー:スイミング