ノーブレとは途中で息継ぎをしないで泳ぐこと
水の中を泳ぐためには、途中で息継ぎが必要になります。ノーブレとは息継ぎをしないで泳ぐことを言い、練習プランに取り入れたり、競技中に利用するケースもあります。特に、水泳を始めたばかりの人は水に浮くことに必死になるため、途中で呼吸方法を取り入れようとすると体が沈んでしまうことがあります。
また、地上と同じように呼吸をしようとするあまり、フォームが乱れてしまうこともあります。そのため、初心者の場合には息を止めたまま練習をして正しいフォームを身に着けることを優先します。
特にクロールの場合には、顔を左右どちらかに回さなければ呼吸ができないため、ノーブレクロールの練習から始めることが多いです。まずは、プールに顔を入れて面かぶりでキックの練習をし、正しいバタ足ができるようにします。この時、両手を耳の脇を通って頭上に伸ばしたままにします。
次にストロークの練習をしますが、通常は利き手からかきはじめます。後に呼吸のために顔を動かす時には利き手と反対側に顔を曲げるため、利き手から始め方が都合が良いためです。バタ足とストロークだけで泳ぐ時には、スピードではなく正しいフォームであるかどうかに注意を払います。
息が苦しくなったら、いったん立ち止まってその場から再開すればよいのですが、大人なら25mプールの真ん中ぐらいまで泳ぐことができますが、心肺機能が発達している人なら25mを泳ぎ切ってしまうこともあります。競技会でも短水路の場合には、後半を息継ぎなしで泳ぐ選手もいます。
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カテゴリー:スイミング