速く泳ぐために必要な訓練方法であるイージーハード
イージーハードは競技会でのタイムアップに効果的な練習方法のひとつで、イージーとはゆっくり、ハードは全力で泳ぐことを意味しています。スイミングスクールなどの選手育成コースなどでは、スローファーストまたはアウトスローバックハードという言い方をすることもあります。
競泳の実力はタイムで決まります。仮に練習時間が1時間としたとき、その間中ずっと全力で泳げば心肺機能が強化されて体力はつきますし、時間をかけて長い距離を泳ぐ方法は持久力の向上には役立ちますが、どちらか片方だけの方法ではタイムアップにはあまり効果的ではないのです。
イージーとハードを交互に実践してこそ、競技会での好記録につながる実力をつけることができるようになります。水泳の練習の時にゆっくり泳いだり早く泳いだりを交互に取り入れると、心肺機能を鍛えたり体力の向上をすることができます。
例えば50mの短水路をクロールで泳ぐ場合には、前半の25mはできるだけスローペースで何度も息継ぎをし、後半には息継ぎを最小限にして腕のかきとバタ足を全力で泳ぐという方法を実践します。そして1時間の間に、これを繰り返して訓練します。
しかし、泳げるようになりたい、または体力を維持することを目的としてスイミングスクールに通っている場合には、特にスピードにこだわる必要はありませんので、イージーハードを取り入れた速さを意識した練習を行うことはありません。コーチの指導の下で、体力に合った方法を取り入れるのが適しています。
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カテゴリー:スイミング