メディカルチェックでランニング前に健康チェックをする
マラソンでは、レース中に心臓発作などを引き起こして急死したというニュースもあります。走るということはそれだけ体に多大な負担をかけることになりますから、健康状態をチェックし、病気がないことを確認し、走っても問題ないような体でマラソンに臨みたいものです。そのためにも事前のメディカルチェックは重要です。
特に検査で重要になるのは、心臓血管系の検査です。これはスポーツによる突然死の大部分を占めているために、この部位に問題がないか入念に検査するのです。また若い人よりも中高年になって年を取れば取るほど、心筋梗塞や不整脈がそのうちの大部分を占めるようになります。
実際に走っていても苦しくなって倒れることもありますが、症状が表れるまでは何も問題なく急に苦しくなって倒れることも多いです。さらに走る前には問題もなく、胸の苦しみもないということもあります。そのために検査では、走っても大丈夫か見るために、実際に走りながら心電図などをとって検査します。
検査時はまずは問診によって診断します。その後に、トレッドミル運動負荷テストや自転車エルゴメーターなどを使って、実際に走っている状況と同じようにして体の状態を見るのです。呼吸器系に疑わしい部分がある場合には、呼吸機能検査なども行います。
このように出来るだけ実際の環境に近い状況で診断しますが、特に、家族などに心臓系や生活習慣病などの病を持っている人がいたら、事前にチェックを受けておいたほうがいいでしょう。
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