マイルは距離の単位でありマラソンで使われる
オリンピックの競技になっているマラソンは、1921年まではおよそ25マイル前後の距離で開催されており、開催地の都市の地形に合わせてその距離は調節されていました。25マイルだと約40kmになりますので、今のフルマラソンより少し短い距離での開催だったのです。
そして次のオリンピックのロンドン大会の時の距離を正式なマラソン大会の距離として採用すると、国際陸上競技連盟が決定しました。
ロンドン大会になると、都心のウインザーからホワイトシティスタジアムまでを大会では走るコースとすることになっていましたが、イギリス女王のアレクサンドラが、自分はここでゴールの瞬間が見ることができるので、ぜひ、子どもや子孫達にはスタートの瞬間を見せてやりたいと発言しました。
これによって、女王の命令通りにスタート地点を少しだけ延ばして移動したために、この大会でのコース距離は26マイル385ヤードとなり、今のフルマラソンの42.195kmという長さになったのです。ただしこの命令がなければコースの長さは伸ばされることはありませんでしたが、それでもkmに直すと、41.842kmなので中途半端な長さになってしまいます。
そのためにどちらにしても中途半端な距離が正式な長さとして採用されることにはなったのです。またマラソンの起源はこれよりもずっと昔の紀元前490年に、マラトンの戦いでギリシャ軍の兵士がマラトンからアテネまで勝利の報告をするために走ったのが起源だとされています。
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