VO2maxは運動中に取り込める酸素量の割合を示す
VO2maxは最大酸素摂取量とも言い、体力を構成する要素の一つであり、運動中に人間が身体に取り込むことの出来る酸素の最大量を表しています。有酸素性パワーなどとも言われることがあります。1923年にスウェーデンの生理学者のオストランドによって広く世界に普及しました。
これは肺に酸素を取り込める量ではなく、筋肉に取り込む量を示します。
この数値を測定するには、自転車エルゴメーターやトレッドミルを使用した直接法という方法があり、これは運動中に採取した吸気ガスを分析することによって、1分間に体内に取り込まれる酸素最大量を割り出します。
もう一つの方法として間接法として、心拍数や運動負荷から最大値を推定する方法があります。たとえば、男子20代の平均値は40ml/minとなっており、これがアスリートともなると90ml/minと倍以上にもなるのです。
アスリートともなれば、体に取り込める酸素も多くなり、それによって筋肉などを疲労させずに動かし、素晴らしい記録をたたき出すことが出来るのです。この数値は全身持久力とも関係してきており、数値が高ければ高いほど持久力が長く続くことになります。
さらには病気による死亡率にも関係しており、体力以外にも健康にも関係しているのです。数知を向上させるためには、最大心拍数、ヘモグロビン濃度、心臓による血液の排出量、筋肉に運ばれる血液量を増やす必要があり、VO2maxを95%前後にしたインターバルトレーニングが効果的と言えます。また酸素の少ないところでのトレーニングなども有効です。
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