ランニングの途中に低血糖症をひき起こさないように事前の準備を怠らない
ランニングは長時間にわたって運動し続ける有酸素運動です。そのため体中のエネルギーを消費し続けることが求められます。これはランニングがダイエットに良いと言われている理由なのですが、比較的ハードにトレーニングに取り組んでいると「低血糖症」を引き起こしてしまうリスクがあるので注意が必要です。
これは血液中の血糖値が急激に低下することが原因で起こる症状です。強い空腹感を覚え、体に力が入らない、手足が震える、冷や汗が止まらない、場合によっては動悸や吐き気、目まいなどの症状が起こる場合もあります。重度の低血糖症に陥ると、意識障害を引き起こして倒れてしまうこともあるので、きちんと対策をとる必要があります。
対策方法としては運動の前にきちんと食事をとるようにすること、長距離のランニングを行う際には途中で栄養補給を忘れないようにすることの2点を心がけましょう。注意しなくてはならないのが、ランニングの直前に大量の糖質を摂取するとインシュリンが大量に分泌されてかえって血糖値が大幅に下がってしまうことです。
これを防ぐためにはチョコレートなどの甘い物は避けて、ゆっくりと体に糖が吸収されるおにぎりやパン、パスタなどにしましょう。またエネルギーゼリーなどをランニングの前に摂取する方も多いでしょうが、こちらは1本を目安にするのが良いでしょう。
フルマラソンやウルトラマラソンなど長距離に及ぶランニングを行う場合は、運動の最中に栄養を摂取しないと低血糖症を引き起こす場合があります。走りながら食べられるエネルギーゼリーがおすすめです。またスペシャルドリンクにも栄養価の高い蜂蜜などを入れておくと良いでしょう。
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カテゴリー:ランニング