ランニングによる股関節の痛みは腸骨筋が炎症を起こしているサイン
ランニングをしていると体の様々な部位に負担がかかりますが、多くのランナーを悩ませているのが股関節の痛みです。股関節には「腸骨筋」という筋肉があります。ここをしっかりと鍛えることで安定したランニングに繋がり、さらに炎症対策、痛み対策にもなるのです。
もしも炎症が起こってしまったら痛みが引くまで安静にすることを最優先にしましょう。蓄積していたダメージをしっかりと取り除いてあげること、そして休養することで超回復が起こって以前よりも筋力がアップし、ランニングでのスピードアップに繋がります。ランニングを始める前にまずは腸骨筋をしっかりとストレッチでほぐしてあげるようにしましょう。
ストレッチの基本は筋肉のゆったりとした収縮にあります。そのため、アキレスけん伸ばし運動で股関節もしっかりと伸ばすように意識するのが有効です。また、横になって片ひざを両手で抱え込み、お腹につけるようにぐっと引き上げるのもオススメのストレッチ方法です。
腸骨筋の筋力アップを目指す場合、毎日のランニングでも十分な効果がありますが、筋トレも取り入れてみましょう。方法はとても簡単です。まずは椅子に座ってひざに両手を添えます。
後はひざを真上に上げ、両手で下へと押さえましょう。また座りながら空中ペダルこぎ運動も効率よく筋肉を鍛えることができるので実践してみましょう。このとき息を止めると無酸素運動になってランナーに必要な遅筋線維では無く速筋線維を増大させてしまう可能性があるので、呼吸と共に行います。
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カテゴリー:ランニング