世界陸上はオリンピックとならぶ陸上競技世界一を決める大会
世界陸上の正式名称は「世界陸上競技選手権大会」です。1983年のヘルシンキ大会から開催されるようになり、当初は4年置きの開催で、1991年の東京大会以降は2年置きに開催されています。2013年のモスクワ大会で女子マラソンの福士加代子選手が銅メダルを獲得したことが話題になりました。
男子の最高記録は中本健太郎選手の5位で、メダルに届かなかったものの名誉ある結果として話題になっています。オリンピックのように陸上競技連盟から推薦を受けた選手が出場できるわけではありません。これをしてしまうと、参加人数が膨大な数になってしまうためコストの問題、競技の長時間かなどの問題が出てきます。
そこで現在では、参加標準記録を設定し、これを突破した選手のみが参加できるようになっているのです。大会の内容はランニングに関するものだけでなく、競歩や障害走、リレー、高飛び、幅跳び、三段跳び、砲丸投げ、円盤投げ、ハンマー投げ、やり投げ、十種競技など多岐に渡っています。
世界陸上はオリンピックと比較されることが多いですが、参加する選手たちにとってはそれに並ぶだけの価値があるとされ、参加する国や地域の総数が多いです。また、記録自体もオリンピック以上のものが多く出ているため、歴史自体は浅いもの陸上競技の中で最高峰の大会に位置付けられています。
年々参加国が増えているためそれに比例して競技者数も増加していますが、いずれも選りすぐりの精鋭だけが参加することができ、数々の名勝負が繰り広げられています。
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カテゴリー:ランニング