坐骨神経痛があってもランニングは良い予防法になる
腰のすぐ下あたりから足の後ろにかけて痛みやしびれを感じたら坐骨神経痛かもしれません。これは病名ではなく、痛みの症状を指し、坐骨にある神経が圧迫されることによって生じます。大抵は腰痛が先に発症して、続けて臀部、太もも、などに痛みが広がり、足の裏にまで拡がる場合もあります。
さらにひどくなると歩けないほどの痛みをともなうこともあるのが特徴です。
発症原因には、脳や神経の疾患が隠れていることもありますが、多くの場合には姿勢の悪さ、肥満、疲労、冷えなど生活習慣が原因となっています。
特に職場などでの素足はやめて下半身を冷やさない様にして、過度な体重増加には注意をし、湯上がりの体が温まっている時に軽いストレッチなどで腰の筋肉を保護してやると予防につながります。この他に予防策として、コルセットや骨盤ベルトなどの着用効果があります。
骨盤を正しい位置に整え、それにより姿勢の矯正ができますし、内臓の位置も正しくなりますので腰への負担を軽くすることができ、ベルトを巻き腰を温めることもできます。ただし、1日中着用するのではなく、最長でも5時間程度に収めるのが効果的です。それ以上圧迫すると逆効果になる場合があります。
この他には、水中でのウォーキングも効果的で、体全体の筋肉を程よくマッサージできますので、患部の緊張がほぐれて痛みの軽減ができます。ただし、プールは温水か温泉であることが条件です。冷たい水では患部を冷やすことになってしまいます。ランニングもウォーミングアップを入念に行なえば良い予防方法となります。
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