コリンは水溶性のビタミンで成人病予防に必要な成分
コリンはビタミンB群に分類されることもある水溶性のビタミンのひとつで、複数の種類があり、健康維持に効果的な成分として幅広い効果を持っています。体内での生成力が微量であることから食品から摂取することが推奨されている成分です。アメリカでは1日の摂取基準が設けられているほどです。
主な働きは、レシチンの構成成分として、血液内のコレステロールが血管に付着するのを予防する働きをサポートしています。また、アセチルコリンという形では、神経系細胞伝達を促す働きをします。
これらの働きによって、高血圧の予防、脂肪の代謝促進、肝機能の正常化、脂肪肝の予防、など多くの健康効果を得ることができ、特に成人病予防には必要な成分のひとつと言えます。また、ビタミンB12と共に摂取することによってアルツハイマー型の認知症の改善効果もあるといわれています。
このビタミンは特に卵黄やレバーに多く含まれていますが、豚肉、大豆、胚芽、サツマイモ、牛乳などからも摂取できます。たんぱく質やビタミンB群と摂取することで体内で効果的な成分として合成されます。
長時間ランニングをする人は汗の排泄によって血液が濃くなってしまうリスクが高く、水分の補給をせずにドロドロの状態のままですと血管系の疾患を発症しやすくなります。これを回避するためには、こまめな水分補給をするとともにコリンが含まれた食品を積極的に摂取することが効果的で、発症のリスクの軽減につながります。
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カテゴリー:ランニング