換気性作業閾値は有酸素運動と無酸素運動の境目
換気性作業閾値とは呼吸から測定する値で、二酸化炭素の排出が急激に行われる地点を指します。呼吸では酸素を吸入して二酸化炭素を排出しているのですが、この量が急に多くなる要因は、運動量が増えていて心肺に大きな負荷がかかり始めているという印でもあり、トレッドミルと呼気ガス分析機を用いて測定します。
この値を測定することによって有酸素運動から無酸素運動に変わるポイントを知ることができます。ダイエットでは脂肪の燃焼をすることが目標ですが、そのためには有酸素運動が効果的であるといわれていて、苦しくないレベルで運動を継続可能かが目安です。長く継続できて乳酸が溜まりにくいという特徴があります。
そして、ポイントを越えて無酸素運動になると、筋力アップ、心肺機能の強化などをすることができますが、心肺や筋肉に負荷がかかり動く事が苦しいというレベルに変わり、運動を続けると乳酸が溜まりやすくなります。
特に、ダイエットのためにランニングをしている人は、ペース配分がわからずに汗をかくために走っているという人も少なくありません。また、息が上がることで体を動かしていると実感する人もいます。
しかし、痩せるためには体脂肪が効率よく燃焼できるポイントを認識しておくことが求められます。換気性作業閾値は専用機械でなければ測定はできませんが、走っていて苦しくなるペースを知ることによって、走っても効果が出ない、痩せないというような悩みに陥らなくなります。
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カテゴリー:ランニング