オーバートレーニングにならないためには休息と栄養補給が必要
趣味でランニングを楽しんでいる内はタイムを気にすることはないのですが、目標値をもってトレーニングを実施している人が陥りやすいのがオーバートレーニング症候群です。毎日、走り込みを続けていても結果がタイムにあらわれなければ焦りが生じ、心身に負担に負担をかけることがあります。
通常なら練習後に疲労があっても、食事や練習後のケアによって改善することが可能なのですが、徒労感だけが残ってしまうのです。原因は過度なトレーニングと栄養不足です。練習は必要ですが、休息も必要です。タイムの伸び悩み以外にも、怪我などで練習不足になることも原因のひとつとなります。
トレーニングメニュー以上のことをしたとしても、筋力の向上には一定の負荷と時間がかかりますので、良い効果には結びつかないこともあります。さらに慢性疲労症候群、燃え尽き症候群など目に見えない症状にかかっている可能性もあります。
また、自己流のダイエットをしているアスリートもオーバートレーニングに陥ってしまうことがあります。運動をすれば、余分な脂肪は減少しますが、体内の水分や体に必要な栄養素が消費されていますので体内では栄養不足の状態になります。
そのため、練習後には筋肉の回復に必要なたんぱく質やアミノ酸をバランスよく摂取する必要があるのです。放置すれば、乳酸が蓄積して筋肉痛だけでなく、内臓疲労、鉄欠乏性貧血の症状になる可能性が高くなります。もちろん充分な睡眠も必要です。
この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています
- 棄権にならないためには入念なトレーニングと準備が必要
- ランニングトレーニングの質を上げるためにはつなぎがとても大切だった
- ステロイドホルモンとオーバートレーニングの関係
- ポイント練習はハードなマラソンのトレーニング方法
- ロコモーティブは距離を分割して行うトレーニング
- スイムとは5種類の泳法をトレーニングする方法
- オールアウトさせる目的とそのためのトレーニング法
カテゴリー:ランニング