副交感神経を優位にして良質の睡眠をとりましょう
自分の意思ではコントロールできない自律神経のひとつである副交感神経は、日中活動している際に起こる興奮や緊張をつかさどる交感神経と反対の働きを持っており、体がゆったりとしている時に強い働きをします。
気分を落ち着かせる食事中や眠っている時など、体を休めているときに活発になり、食事の際には胃酸の分泌を高めて消化を助けてくれるのです。また、心臓の機能を抑制して体を休め、深い睡眠をもたらします。
睡眠が大切だと言われているのは、一日の中で疲れを回復させる時間だからです。日中の活動で緊張した心身をリセットするための大事なプロセスなのですが、十分に満足できる睡眠を得られる人ばかりではありません。外が暗くなると副交感神経が優位となり、自然と眠りにつく時間を体が意識し始めます。
質の良い睡眠を得るためには、この意識に体が集中できるようにすることが求められているのです。副交感神経を優位にするには、深い腹式呼吸が有効であるとされていますから、良質の睡眠のためにも意識して深呼吸をするように心がけるといいでしょう。
睡眠前において長時間にわたってテレビや携帯電話などを利用することは、神経を集中させてしまうため、交感神経を刺激してしまいます。
また、甘いものを食べると血糖値が上がりますが、これは自律神経が不安定になる原因となり、夜に甘いものを摂取すると夜中に低血糖になりやすくなり、眠りが浅くなってしまいますので気を付けましょう。
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