スポーツ心臓はトレーニングに適応して起こる現象

激しい運動を長期間に渡って続けているスポーツ選手は、心臓が一般の人よりも大きくなるだけでなく、不整脈などの心電図における異常がしばしばみられます。これをスポーツ心臓症候群といい、病的な疾患ではなく、強度の高いトレーニングに対する適応現象であると考えられているのです。

一流選手の追跡調査などを行った結果、この現象はスポーツをやめることによってすみやかに消失することがわかっています。

必ずしも全ての競技の選手に発生するわけでは無く、持久力を必要とするスポーツの選手に多くみられる現象であり、長距離走や自転車競技などの種目選手に特に多くみられます。ランニングや水泳などの持久性トレーニングを主とする動的運動の方に多くみられる理由として、運動中に心臓から送り出される血液量が増加することがあげられます。

筋力トレーニングが中心となる、重量挙げや柔道、体操などの静的運動では、心臓から送り出される血液量にあまり変化はみられないため、スポーツ心臓となりやすいかどうかの違いへとつながるのです。心臓は筋肉でできているため、運動競技のトレーニング環境のような連続したストレスに対して筋繊維を増強することで対応します。

これが壁肥大や筋の増大につながり、スポーツ選手においては、日常的なトレーニングによって自律神経系の調節機能が変化するなどのさまざまな原因が絡み合って、スポーツ心臓という適応現象が起こるとされているのです。

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カテゴリー:ジム

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