ヨガの実践においては耳眼水平を意識しましょう
耳眼水平とは、耳珠と呼ばれる耳の顔側にある出っ張りの上縁と、眼球の収まる頭蓋骨のくぼみの下縁とを結ぶ線が水平になるよう位置させることであり、身長や座高を測るときには、この姿勢を保つことが正しい計測に必要とされています。
もともとは修行法であるヨガは、美しいボディラインをつくるための美容的な側面を含む方法から、心身ともに安定した状態を保つための健康に向けた方法まで、さまざまな効果を目的として親しまれていますが、このヨガにおいて意識されているのが耳眼水平です。
ヨガのポーズには、体をひねったり首だけを横にひねったり、ひざを曲げたりと多くの動作が求められ、その際に注意すべき点としてこの姿勢維持が頻繁に挙げられます。目と耳、肩を左右水平に保ち、姿勢の安定を図るのです。
スポーツジムやクラスなどで、専門のインストラクターに教えを請いながらヨガを実践する場合は、ポーズや流れの都度、姿勢において気をつけるべきことを指導してくれます。しかし、おうちヨガと呼ばれて、その手軽さから親しまれている自宅で行うセルフヨガでは、自分で意識することでしか正しい姿勢を維持できません。
ヨガのポーズは、慣れないうちは動きが難しいものも多く、その動作にばかりとらわれてしまいがちですが、常に耳眼水平を意識しながら正しいポジションを覚えていくように心がけることが大切です。姿勢を意識して続けていくことで、期待する効果も高まります。
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