病気につながる肝臓の脂肪は有酸素運動で減少
肝臓は、人間の臓器の中でも働きの多様さにおいて知られています。特にアルコール分解作用に注目が集まることも多く、他にも代謝や排出、解毒、消化など少なくとも500以上の働きを持つとされていますが、その多機能さが原因で人工臓器の実用化が難しい部位です。
再生能力が強く、病変があっても症状に表れにくいため、沈黙の臓器とも呼ばれます。
日本人の3人に1人が潜在的にかかっているともされる肝脂肪は、中性脂肪が溜まることによって働きが阻害される症状を言い、生活習慣病のひとつです。
脂肪肝となってしまう原因としては、肥満やアルコールがその多くを占めていますが、この肥満は内臓脂肪の状態によりますから、外見の肥満は関係ありません。急激なダイエットによって体内のタンパク質が不足することでも、脂肪が溜まりやすくなります。
溜まってしまった中性脂肪は運動によって減少しやすくなる特徴を持っているので、ジムなどに通って正しい運動方法を実践したり、ウォーキングや水泳などの有酸素運動が大切となるのです。また、筋肉をつけることによって、弱った肝臓の代謝を助ける働きにも繋がります。
しかし、肝臓の病気にかかった際には、なるべく安静にして運動してはいけません。その作用の多さからもわかるように、常に働き続けている臓器なので、どんなことをしていても多かれ少なかれ負担となっているのです。だからこそ、病変が起こる前に運動や食生活に気をつけなければなりません。
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カテゴリー:ジム