ヒラメ筋の場所とその筋肉の特徴やストレッチの方法
ヒラメ筋は、ふくらはぎを形作っている筋肉の一つで、ふくらはぎの大きく盛り上がる筋肉(腓腹筋)の下に薄くくっついているものです。腓骨の後ろと脛骨のヒラメ筋線から下方でアキレス腱となり、踵骨につながります。この筋肉は、足関節の底屈に関係しています。底屈とは、つま先立ちをする動作のことです。
これは、足関節の底屈だけに関係していて、歩く時に地面を蹴るとか、じっと立っている時に踏ん張るのにも大きな役割を果たしています。筋肉には速筋と遅筋があり、速筋は瞬発力、遅筋は持久力という特徴があります。そのうち、ヒラメ筋は遅筋に属し、持久力があるものとされています。
しかし、ヒトが力を出す時にはまず遅筋から作用し、それから速筋が作用します。そのために、じっと立ってるだけの時も働き、走り出す時も働くというものなのです。
肉離れを起こしやすい場所なので、その予防や、血行促進のためにストレッチを行うと良いでしょう。
その方法ですが、伸ばしたい方の足を抱えるようにしてください。かかとは床から浮かさないようにして、ゆっくりと体重をかけていきます。20秒から30秒くらいがちょうど良いでしょう。その時、呼吸は自然に行います。
もし途中で痛みが出たりしたら中止しましょう。踵を床につけたまましゃがめない人は、毎日続けているとしゃがめるようになります。むくみやすい人や冷え性の人にもおすすめのストレッチです。簡単ですし、時間もかからないのでぜひ行いましょう。
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カテゴリー:フィットネス用語