自律神経ニューロンと正しいトレーニングの方法
ニューロンというのは、脳にある神経細胞のことをいいます。これは情報処理用に特別な分化をしたものです。人間の脳の中にはだいたい140億個あるとされています。
運動やトレーニングをする際には、体温や呼吸、循環、代謝、内分泌などの自律機能がきちんとできる体でないといけません。
体の内外の環境に対する情報は、調節中枢で統合されます。そして自律神経遠心路(交感神経系と副交感神経系)を通してさまざまな反応が起こるのです。
中枢内には、自律神経ニューロンが存在します。ここから出た情報は自律神経内でシナプス伝達を行います。
伝達は、神経細胞の結合間に信号が送られることなのですが、その情報が伝わりやすいように特殊な構造をしています。この状態をシナプスといいます。
筋肉や骨格を鍛えるだけがトレーニングではありません。自律神経機能を鍛えることも大切なことが最近のスポーツ医学の研究でわかってきました。
まず、副交感神経機能をアップしてからエクササイズに入ります。その方法は、頭全体と眉間、目の周り、鼻の下、顎を人差し指と中指、薬指でだいたい30秒間タッピング(軽くたたくイメージ)するのです。これだけで体全体がリラックスし、よけいな力が抜けてスムーズに動くようになります。
それからストレッチを行うようにすれば、内臓はもちろんですが、筋肉や靭帯などの組織にも負担がかかりにくくなります。
自律神経ニューロンのしくみについて知り、正しい方法でトレーニングやエクササイズを行うようにしたいものです。
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カテゴリー:フィットネス用語