凍傷はトレーニング後のアイシングにも要注意
凍傷(とうしょう)とは、0℃を下回るような状態に長時間さらされた場合、皮膚や皮下組織が壊死してしまうことをいいます。日常生活においても、しもやけになることが稀にありますが、これも凍傷の軽い症状といえ、ひどくなれば壊死した部分を切断しなくてはならない場合もあります。
できるだけ早い段階で、患部を温めてマッサージを施すなどの対策をすることが必要です。筋肉を鍛えようと過度にトレーニングをすると、激しい痛みを伴う筋肉痛になる場合がありますが、その際に患部を冷やすアイシングをします。しかし、アイシングを行う際にも、凍傷になってしまう危険があるので、十分に注意しなければいけません。
アイシングは0℃の氷を使うと、最も効率よく深部まで冷やすことができるといわれており、ビニール袋に氷を入れたものを使うことがよくあります。
しかし、これ以下の温度になる、保冷剤が入ったコールドパックを使用する際には、表面を水にぬらして溶かしてから使ったり、パックをタオルで巻くなどして直接患部に当てないようにする配慮が必要です。また、コールドスプレーを使用する場合にも、あまり長い時間吹き付けないように気を付けましょう。
アイシングにかける目安の時間は、だいたい10~20分で、長くても30分は超えないようにします。早く治そうと、付けたまま就寝することは避けるべきです。また、患部に氷を当てながらマッサージするアイスマッサージなどを取り入れてみるのも良いでしょう。
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