ジャンパーズニーはバレーやバスケなどジャンプするスポーツに多いケガ
スポーツをする人は関節部分にケガを負うことが多いです。なかでも膝のトラブルはどのようなスポーツにもよく見られ、バレーやバスケットなど他の競技よりもジャンプをする機会が多いスポーツを行っていると発症しやすいのが「ジャンパーズニー」でしょう。
こちらは膝蓋腱炎(しつがいけんえん)とも呼ばれており、ひざ周辺の痛みや腫れを引き起こします。ジャンパーズニーの具体的な症状として、ひざの皿の下側に痛みや腫れが生じます。多くの場合、まずは痛みがあり、徐々に腫れてきます。
最初の内は違和感を感じる程度だったり、運動をした後に少し痛みが出る程度なのですが、症状が進行してしまうとジャンプをした時に激しい痛みを伴ったり、走ったときに強い違和感を感じるようになるでしょう。症状が慢性化・重症化してくると腫れが顕著に見られ、歩くことすら困難になったり、軽く触れただけで痛くなる場合もあります。
また、人によっては何もしていない安静時ですら痛みが生じることもあり、さらに症状が進行していくと膝の腱に負担が伝わっていき、剥離骨折にまで発展してしまうこともあるのです。治療方法は軽度であればアイシングで炎症を抑えるのが一般的です。できれば安静を保って炎症が治まるまでスポーツは避けたほうが良いでしょう。
また、テーピングやサポーターを利用して患部へのダメージを軽減させることも重要です。痛みが強くなってきたり、慢性化する場合は消炎鎮痛剤などの薬物療法も視野に入れなくてはなりません。予防方法として、きちんとストレッチを行うこと、ウォーミングアップ、クールダウンを入念に行うことが大切です。
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