筋収縮のときが最もパワーを使っているのでトレーニングで意識しよう
筋肉の運動は筋収縮によって引き起こされています。効率よく筋肉を鍛えるためには筋収縮の状態を見極めた上でどのような負荷をかけるのか、どういった運動を取り入れるのかが重要です。ただ単純に動かすだけでなく、どこにどのような力を加えるのかを意識することでより優れたトレーニングに繋げられます。
まず、大前提として覚えておきたいのが筋肉は収縮することで初めて力を出す、ということです。筋肉は縮む、そして伸びる、の2つの動作を行えます。縮むときにパワーが出るため、この時に効率よく負荷をかけてあげることでトレーニングの質を高められます。筋肉を動かすときには脳から「縮む」命令を出します。
この時に「筋力」が発生します。しかし、逆に伸ばす時には力を出すことはできません。
一般的な筋肉トレーニングは筋肉を縮める動きに負荷をかけることで、より強いものに仕上げていきます。これをポジティブ・エクササイズと言います。例えば、ダンベルを使う時に腕を曲げる運動がこれに該当します。
逆にダンベルを下げる時にも筋力を使うように感じますが、実際には縮めていたものを少しずつ緩めているだけです。ゆっくりと下ろす場合は力を入れ続ける必要があり、伸ばしながらも力が発生している筋トレをネガティブ・エクササイズと言います。
これら両方の特性を活かしたトレーニングとして等尺性収縮(アイソメトリック収縮)も存在しています。これは筋収縮が起こっている間をキープし続けるトレーニングです。ポジティブ、ネガティブトレーニング両方の特性が得られ、また常に最大のパワーがかけられるのも特徴です。
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カテゴリー:フィットネス用語