筋持久力を効率よく高めるトレーニング方法
筋持久力とは、筋肉の持つ持久力のことを言います。筋肉は同じ動作を続ける、負荷をかけ続けると次第に機能が低下し始めます。持久力が高まるにつれて疲労に耐えて運動し続けることができるようになるため、様々なスポーツで筋持久力を高めるためのトレーニングが用いられます。
運動不足が続く、年齢を重ねるにつれて次第に低下していくので普段からのトレーニングで維持し続けることが大切です。
高めていくためには専用のトレーニングを取り入れるのが望ましいです。最大筋力の30%から50%程度の負荷をかけたトレーニングが最も有効だと考えられています。
筋トレに置き換えるとおよそ30回から40回程度連続できる程度の負荷がちょうど良いでしょう。これを繰り返すと毛細血管が広がり、血液が筋肉に効率よく供給されるようになるため自給力が高まります。また、同時に筋肉肥大効果も期待できます。
そもそも同じ運動を繰り返す、負担をかけることで筋肉が次第に機能しなくなってくるのはほとんどは乳酸が原因です。
また、エネルギー供給ができていないことも大きな要素となっています。使用する筋力の負荷によって毛細血管の開き方が代わり、最大筋力の20%以下の場合は毛細血管が大きく開いているため乳酸がほとんど溜まることなく、疲労はあまり起こりません。
しかし、筋力50%以上の負荷をかけると毛細血管はほとんど閉じてしまうため乳酸は蓄積し、また血液が通いにくくなるためエネルギー供給もうまくできません。結果、運動ができなくなる仕組みになっています。トレーニングを重ねることでこれらの効率が改善されて筋持久力が高まります。
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カテゴリー:フィットネス用語