筋挫傷は肉離れや筋違いなどの外的要因によるケガ
スポーツやフィットネスを行っていると様々なケガが起こります。中でもよく起こるもののひとつとして「筋挫傷」が挙げられます。これは、肉離れや筋違いといった外傷によって引き起こされる筋肉のケガのことです。
肉離れは無理に筋肉を伸ばすことによって組織が断裂する場合もあれば、比較的軽度なものだと筋肉と骨を付着させている腱がはがれてしまう場合もあります。症状は程度によって異なりますが、痛みを感じたり、腫れたり、程度がひどいとその筋肉を使った運動が一切できなくなる場合もあります。
筋違いも肉離れとほとんど同じ意味で使われることが多いですが、肉離れよりは程度が軽い物を表すことが多いです。
筋挫傷とよく似ている症状のひとつに捻挫がありますが、捻挫は骨と骨をつないでいる靭帯に外傷が起こった場合に呼ばれています。よって、厳密には異なるものです。
筋挫傷の応急処置はアイシングが有効で、ケガをした部分に氷を当てるなどして患部をよく冷やすことで腫れを最小限に抑えられます。また、痛みを軽減させる効果も期待できます。目安としておよそ15分から20分程度はアイシングを続けるようにしましょう。その他にもケガをした部分を心臓より高い部分にあげるのも有効です。
そうすることで不要な蓄積物がたまらないようにできます。アイシングは長時間行うと、低温火傷などを引き起こす可能性があるので注意が必要です。
予防方法としては入念なウォーミングアップを行う、運動の後はクールダウンを行うようにします。また、再発防止のためにサポーターを使用するのも有効です。
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