エキセントリック・コントラクションは筋肉が伸びる動き
エキセントリック・コントラクション(eccentric contraction)とは、例えば、鉄棒で懸垂した時に元に戻って行く際の筋肉が伸びていく動きを指しています。他にも、電話が終わって受話器を耳から離して元に戻す動きや、腕立て伏せで体を床から離す時、また、階段を下りる時などの筋肉の動きがこれに当たります。
つまり、筋肉の長さを長くしつつパワーを発揮しているということができるでしょう。
この動きと逆の動作は、コンセントリック・コントラクション(concentric contraction)と呼ばれますが、トレーニングとしては、エキセントリック・コントラクションの方がより筋肉にパワーを付けることができると言われています。
専門知識を持つことなく、単純に考えると、重たいダンベルを持ちあげている時の方が、腕の筋肉は隆々と盛り上がり、額には汗がにじんでいることもあって、非常に効果的な筋肉トレーニングになっていると考えがちです。
しかし、ダンベルを床に戻そうとする時に、あまりの重さの為、あやうく落としそうになってしまうとイメージするのも容易なことでしょう。そして、ここで「落としてなるものか」と必死になってその重みを支えようとする時にも、上腕二頭筋は相当のパワーを発揮しています。
筋肉により強いパワーを付けたいと思うのであれば、トレーニングを行う時には特に戻す動作をブレーキをかけながらゆっくりと行うことが非常に大切になってくるのです。
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