栄養所要量を知ってバランスのよい食事を摂る
栄養所要量とは、日本人である私たちが健康的な生活を送る為に必要なエネルギーと栄養素摂取量を厚生労働省が表したもので、2005年からは「食事摂取基準」として表しています。必要なエネルギーや栄養素は、年齢や性別、身長、体重、生活する上での運動強度などを加味して一人一人違った値が示されます。
運動強度は、例えば買い物や犬の散歩に行く以外は、ほとんどの時間を座って過ごすのであれば「低い」とされ、普段から農作業を行っていたり激しいトレーニングをしている場合には「高い」となります。
これらから判断して1日に必要なエネルギー量の目安が出されるので、これを基に毎日の献立を組み立ててみると良いでしょう。この数値より多ければ肥満などの原因に繋がりますし、少なければ栄養素欠乏症の原因となることも考えられます。
また、食事内容はバランスの取れたものでなくてはならず、目安とするエネルギー量内に収まっているからといって、好きなものばかり食べていたのでは生活習慣病の原因になってしまいます。食事のバランスを取るためには、4つの食品群に分けて考えると良いでしょう。
第1群には卵や乳製品が挙げられ、タンパク質やビタミンなどを摂取することができ、第2群は肉や魚、豆製品で、血液や筋肉を作るのに欠かせないものといえます。第3群は野菜や海藻などで、これらが欠ければ体調がすぐれないなどといったことになりかねず、第4群は穀物や油脂などで体を動かす力になるものの、摂り過ぎには注意が必要です。
この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています
- 食事誘発性体熱産生は、食事を食べて消化吸収する時にエネルギー消費量が増えること
- メイバランスは、ダイエット病院用として開発された健康食品
- ナイアシンは三大栄養素のエネルギー代謝をサポートする役割
- 消費カロリーより増えると肥満の原因となる摂取エネルギー
- ヴィ・ドット・オー・ツー・マックスとは最大酸素摂取量
- 摂取カロリーは、食物を摂取することで体内に取り入れられるエネルギー量のこと
- カルフェロは栄養ドリンックの一種で豊富な栄養素を含んでいる
カテゴリー:フィットネス用語