アクチン・ミオシンが並んで筋原繊維を作っている
陸上競技における短距離走などを見るとわかるように、人間には、爆発的ともいえるパワーが筋肉から生み出されるものです。また、日常生活を送る上でも、筋肉がないことには、私たちの体は全く動くことはできません。このようなパワーを生み出す筋肉のメカニズムは、アクチン・ミオシンというタンパク質でできたフィラメント(糸)を知ると理解できます。
骨格を動かす為の骨格筋は、細長い筋繊維が集まった筋束がさらに集まって作られています。そして、筋繊維は、さらに細い筋原繊維というものが集まって作られているわけですが、ここにアクチン・ミオシンが存在しています。アクチンとミオシンは、しま模様を形成するように規則正しく並んでいることが特徴です。
トレーニングを積んでいると、筋肉は次第に大きくなっていくものですが、トレーニング直後の筋繊維は傷つけられることで疲労物質である乳酸が蓄積され、その結果伸び縮みが正常にいかなくなってしまいます。
これを解消するべく乳酸を薄めようという働きか、筋肉を大きくさせていくのです。この動きは超回復と呼ばれるもので、筋肉は、2~3日かけて栄養を得て筋繊維を建てなおし、その結果大きくなっていくというわけです。
超回復が終わった後は、2~3日程度休息を与えた方がより大きくさせることができると考えられています。また、トレーニング後に筋肉痛が起こることがありますが、これは疲労物質である乳酸が痛みを引き起していると考えられており、その場合はアイシングを行うと良いでしょう。
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カテゴリー:フィットネス用語