無理なダイエットを実行すると無月経になってしまうことも
無月経とは、生理がなくなってしまうことです。無理なダイエットを続けていると、そうなってしまう可能性が非常に高くなります。実はそれは、自分の体型を気にする若い女性に多くみられるのです。
なぜ無月経という症状が起こってしまうのかというと、自分の命を守るための反応であるからです。生理が起こるのは、赤ちゃんを産むための準備をしているためなので、極端に食事をセーブするような無理なダイエットを実行すると、体は十分な栄養を確保することができなくなります。
人間の体には、沢山の臓器がありますが、心臓などの生命維持に直接深いかかわりを持っている臓器を働かせるため、体は栄養を優先的に回します。その結果、生命を維持するのとは直接関係の薄い、子宮や卵巣には栄養が回ってこなくなってしまうのです。そこで働きが低下し、生理が止まってしまいます。
激しい運動も、影響しています。ダイエットや健康のために運動を実行するのは、とても良いことですが、それを過度に行うと、体脂肪の量が少なくなってしまうでしょう。そして、食事制限を伴うダイエットと同じように命を守ろうと体が働き、生理が止まってしまうのです。
もしもダイエットにより、無月経となってしまったらできるだけ早く産婦人科に診てもらうようにしましょう。無理なダイエットや、激しい運動が原因だと考えられる場合は、それを辞めることで戻ることがあります。しかし症状が長引いてしまうと、自分の力で生理が起こりにくくなるでしょう。
この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています
- 無排卵を引き起こしてしまう無理なダイエットや栄養不足
- エストロゲンは女性ホルモンの1種でダイエットに効果的
- ダイエットと深い関係がある女性ホルモンと生理周期
- 食べないダイエットを実践すると拒食になり危険です
- 生理不順とホルモンバランス、ダイエットの関係
- 女性に多い洋なし型肥満は、ホルモンの働きが原因
- 生理前に大豆イソフラボンを摂取すると痩せやすい体になる
カテゴリー:ダイエット用語