ナイアシンは三大栄養素のエネルギー代謝をサポートする役割
ナイアシンは三大栄養素である脂質、炭水化物、タンパク質のエネルギー代謝を手助けするために必要な成分で、ビタミンB3と言われることもあります。不足すると、食欲減退、消化不良などの体調不良や認知症を起こしやすくなるため、食品から摂取するようにしましょう。
過剰摂取は下痢や嘔吐などの副作用があるので、ダイエットの効率をよくするからといって一度に大量に摂取してはいけません。
ナイアシンはニコチン酸とニコチンアミドを総称した呼び名で、水に溶けやすいビタミン類です。
エネルギー代謝を行う時に必要な酵素の働きをサポートしています。ビタミンB3が不足してしまうと、エネルギー代謝がきちんと行われなくなり、エネルギー不足を起こしてしまったり、体外から摂取したエネルギー源を消費せず、そのまま溜め込んでしまったりするので肥満の原因にもなります。
基礎代謝も低下してしまうので、脂肪を燃焼させにくい体質になってしまうのです。
ナイアシンはたらこ、マグロ、かつお、サワラ、ブリなどの魚類や、豚や牛のレバー、クジラ豚、鶏ささみ肉などの肉類など、動物性の食品に多く含まれています。普段から日常的に摂取する食品に多く含まれているので、深刻な不足状態になることは少ないでしょう。
その他、糖尿病の症状を抑えたり、心筋梗塞の再発予防になったりと、健康体を維持するためにも必要不可欠なビタミンであると言えます。1日あたりの摂取量は、男性で14.6mg、女性で11.4mgと言われています。
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