夜食症候群とは、夜遅くに食事をとってしまうことで、生活習慣病や不眠の原因となる
夜食症候群とは、夕食や夜食で摂取するカロリーが、1日の摂取カロリーの4分の1から半分程度を占める場合を指します。残業で食事が遅くなる場合や、飲みに行く機会が多い場合などは注意が必要で、欧米では肥満者の20%はこれに当てはまると言われているほど、肥満に関与しています。
夜食症候群は、肥満以外にも不眠や胃もたれなどの症状を引き起こしやすくなります。夜間に食事をとることで血糖値が急激に上昇し、寝ている間にインスリンが大量に分泌されることになってしまうのです。また、寝ている間にも体内では消化活動が行われているため、質のよい睡眠がとりづらくなってしまいます。
その他にも、夜食を食べてしまうと朝起きてもまだお腹がいっぱいの状態です。朝食を抜いてしまうと、気力や体力の低下、体のだるさ、集中力の悪化が起こり、動くのがしんどいと感じる場合もあるでしょう。
夜間はエネルギー消費が基礎代謝以外はほとんどされない状態ですので、溜まったブドウ糖は脂肪として体内に蓄積されてしまいます。その結果、内臓に脂肪が付き、糖尿病や高脂血症、高血圧などの生活習慣病にかかる危険性が高まってしまうのです。
夜食症候群をやめるためには、夕食は寝る前の3時間前には済ませることが大切です。また、1日の食事量のカロリー配分を考えてから朝食や昼食をしっかりとり、夕食は少な目にするということを心がけるべきでしょう。
夜に何か食べたいという衝動にかられた時には、お茶などの水分を取って気を紛らわしたり、お風呂に入って気分転換をしたりしてください。
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