リノール酸は必須アミノ酸で悪玉、善玉コレステロールを減少させる
リノール酸は、アミノ酸の中でも体内で生成することができない必須アミノ酸の1種で、多価不飽和脂肪酸のn-6系列の代表的な脂肪酸になります。体によいとされる脂肪分で、血中のコレステロール値を下げる働きがあります。コレステロール値を下げるからと言って過剰に摂取してしまうと、肥満になるので注意が必要です。
また、悪玉コレステロールを減少させる以外に善玉コレステロールも減らす作用を持っているので、動脈硬化が進行する可能性があり、心筋梗塞などを引き起こしてしまう危険があるのです。
現代人の食生活では過剰に摂取しやすい傾向があるので、適切な量を取るように心掛けましょう。アボカドやトウモロコシ、ゴマなどに豊富に含まれています。また豆腐、納豆などの豆類にも存在するそうです。酸化しやすいために、体内に取り込まれると過酸化脂質を発生させやすいので、注意が必要です。
食品においても一度封を開けた場合は、早めに食べるようにしましょう。保存する際は酸化しないように密閉容器に入れることが望ましいです。また油類では揚げ油などを何度も使いまわさないようにすると、過酸化脂質を摂取しないようにできます。
リノール酸が不足してしまうと発育が悪くなったり、皮膚が乾燥、角質化したりすることがあります。取りすぎた場合には、老化現象が見られるほかボケてしまうこともあるのです。
また免疫力が低下して、風邪などを引きやすくなるでしょう。またリノール酸から作られるアラキドン酸という物質が過剰に増えることによって、アレルギー症状を引き起こすこともあります。
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